オランダの会社員700万人は毎年、合計200億ユーロ相当のサービス残業をしている――。オランダ労働組合連盟(FNV)の委託でオランダ応用科学研究機構(TNO)が実施した調査でこうした実態が明らかになった。
それによると、従業員のサービス残業は1週間当たり平均3時間。1人当たり年間3,200ユーロ相当のただ働きをしている。アンケート結果を学歴別に見ると、高学歴者の74%近くがサービス残業をしていると回答。低学歴者は29%にとどまった。
FNVは、こうした無賃労働はフルタイム従業員30万人分の仕事に相当すると指摘。これを新たな雇用で埋め合わせた場合、失業率は半減するとしている。
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