スイス連邦移民事務局(SEM)によると、第2四半期(4~6月)の欧州連合(EU)からの移民の純流入数は6,480人弱となり、過去12年で最低の水準に減少した。SEMが17日公表したデータを元に、ロイター通信が報じた。
上半期(1~6月)の全体の純移民数は2万5,526人と12%近く減少。うちEUからの純移民数は20%以上縮小した。周辺国からの移民は着実に減り続けている。
スイスはEUとの間で、移動の自由を定めた協定を結んでいるものの、2014年の国民投票で受け入れの制限案を可決。以後、移民問題は大きな議論のテーマとなっている。
なおSEMは今年、2万4,500人前後が難民申請を行うと予想。地中海経由などの難民が増えれば、3万2,000人程度に達する可能性もあるとしている。
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