• 印刷する

欧州自動車市場、2035年までにEV完全移行も

欧州の自動車市場は2035年までに電気自動車(EV)に完全移行する――。オランダの金融大手INGグループが最新リポートでこうした見解を示した。

INGはこの中で、現在、ガソリン車やディーゼル車からEVへの乗り換えを阻んでいる主に3つの要因を指摘。消費者の40%は価格が高過ぎると考え、28%が連続走行距離に不安を抱くほか、20%が充電スタンド不足を難点に挙げたとしている。

しかしINGは、こうした問題は今後着実に解消されると予想。バッテリーの低価格化や各国政府の支援を追い風にEVの普及が加速するとみている。

これにより自動車市場の勢力図も大きく変化しそうだ。現在、欧州の自動車メーカーはエンジンで25%のシェアを占めるなど市場で優位を保つものの、EVに使用されるリチウムイオン電池のシェアはわずか3%。このためシェアがはるかに大きいアジアや北米のメーカーが欧州市場で勢力を拡大することも予想される。[環境ニュース]


関連国・地域: EU米国カナダ
関連業種: 自動車・二輪車電機マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

欧州委、ユーロ圏経済見通しを上方修正(11/18)

グーグル、欧州委に広告サービス是正案提出(11/18)

エアバス、中東航空機数が20年で倍増へ(11/18)

企業の倒産件数、第3四半期は4.4%増加(11/18)

ユーロ圏就業者数、第3四半期は0.1%増加(11/18)

【今週の主な予定】11月17~21日(11/17)

ハンガリー、露産ガス禁輸でEU提訴へ(11/17)

イタリアとアルバニア、協力強化=移民移送(11/17)

欧州議会、ESG規制の大幅緩和を承認(11/17)

EU、少額小包への関税導入前倒しで合意(11/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン