ドイツ鉄道(DB)の旅客輸送部門アリバ(Arriva)は、コペンハーゲンで来年初めまでに自動運転車の走行試験を行う計画だ。カーシェアリングの独ドライブナウ(DriveNow)と共同で、市内の病院敷地内で試験的に輸送サービスを提供する。アリバのモビリティー・サービス部門を率いるモーテン・ヤコブセン氏の話として、地元紙ユランズ・ポステンが14日伝えた。
同氏によると、自動運転車の走行試験は向こう5~6カ月以内に開始する予定。市内病院の病棟と駐車場の間でサービスを提供し、車は駐車場の敷地からは出ない。具体的な病院名は明らかにされていない。
ドライブナウは独高級車大手BMWとレンタカー独最大手シクスト(Sixt)の合弁会社で、デンマーク事業はアリバと共同で展開する。同社は現在、コペンハーゲンで電気自動車(EV)400台を展開しており、うち10台は無人運転が可能という。
デンマークの運輸省は7月1日、国内での無人運転車両の使用に関する申請受け付けを開始したばかり。オルセン運輸相は、向こう数年にデンマークの公道を無人運転の車が走行するようになると予想。自動運転技術は2020年第初めまでに飛躍的に発展するとの見方を示している。[環境ニュース]
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