キプロス、南北の再統合交渉がまたも決裂

40年以上にわたり分断状態が続く南北キプロスの再統合に向けた和平交渉が、7日に決裂した。約2カ月ぶりに再開されていた交渉だが、キプロス島の北側に駐留するトルコ軍撤退などで折り合わず、10日で物別れとなった。グレテス国連事務総長の会見での発表を元に、ロイター通信などが7日伝えた。

6月28日にスイスのリゾート地クランモンタナで再開した会合には、南部のキプロス共和国のアナスタシアディス大統領と北キプロス・トルコ共和国のアクンジュ大統領のほか、トルコのチャブシオール外相、ギリシャのコジアス外相などが参加した。

グレテス国連事務総長は、「残念ながら合意は不可能で、会合はこの長きにわたる問題の解決を見いだせずに終了した」と述べた上で、今後も再統合に向け仲介を行う意向を示した。

キプロスは1960年に英国から独立。1974年にギリシャとの統合を望むギリシャ系勢力がクーデターを起こすと、トルコ系住民の多い北部はトルコ軍に占領され、1983年に独立を宣言した。しかし北キプロスはトルコ以外の国からは国家として承認されておらず、キプロス共和国だけが国連や欧州連合(EU)に加盟している。


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