独自動車大手ダイムラーは5日、中国国有の北京汽車工業(BAIC)と共同で、バッテリー式電気自動車(BEV)の生産に50億元(7億3,500万ドル)を投資すると発表した。両社が合弁で展開する北京ベンツ自動車はその一環として、中国にEV向け電池工場を建設する。
電池工場への投資額は数億ユーロに上る見通しで、ダイムラーの電池工場としてはドイツ国外で初。BEVの生産開始は2020年を予定する。ダイムラーは、2025年までにメルセデス・ベンツのEV販売台数における中国の比重が大きく高まると予想。現地生産が、EVポートフォリオの成功や、EV需要への柔軟対応の鍵を握るとした。
両社は6月、中国における新エネルギー車(NEV)分野で戦略的提携を締結。世界最大のNEV市場である同国で事業基盤を固める狙いで、北京ベンツ自動車の工場刷新に追加投資する方針を示していた。[環境ニュース]
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