フランス国民の大半が、移民は社会に溶け込む努力をしていないと感じている——。仏紙ルモンドが調査会社イプソスに委託した最新調査で、こうした傾向が明らかになった。
それによると、全体の61%が「移民はフランス社会に溶け込む努力をしていない」と回答。2016年の調査から3ポイント上昇した。「移民にとって社会統合は難しいことではない」と答えたのは46%で、1ポイント低下した。
また、「フランスには外国人が多過ぎる」と感じているのは全体の65%に上り、近年は上昇傾向にある。「現在はかつてのように自国にいる気がしない」と答えたのは60%と、こちらも高水準だった。
回答者を支持政党別に見ると、極右・国民戦線を支持する人のうち95%が、「フランスには外国人が多過ぎる」と回答。一方、マクロン大統領率いる中道の新党「共和国前進(REM)」と中道左派の社会党の支持者では、共に46%にとどまっている。
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