• 印刷する

欧州への難民流入、今年に入り10万人突破

国際移住機関(IOM)は4日、地中海を渡って欧州に流入した移民や難民の数が今年に入り10万人を超えたと発表した。欧州連合(EU)ではこの問題をめぐり、一段と緊張が高まっている。

7月3日時点までの流入数は10万1,210人。1年前と比べ半分以下に減っている。最初の到達地はイタリアが8万5,183人と最も多く、全体の85%近くを占めた。ギリシャは9,290人と2番目に多く、スペイン(6,464人)、キプロス(273人)がこれに続く。

この間、北アフリカから欧州まで到達できずに死亡したのは2,247人。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の最新調査によると、リビアから欧州への渡航は最も危険なルートにもかかわらず増えており、今後も増加し続ける可能性が高い。そもそもリビアに流入する移民や難民の約半分は仕事目当てだが、治安や経済状況が悪いことなどから、さらに欧州を目指す傾向にあるという。


関連国・地域: EUイタリアギリシャスペインキプロスアフリカ
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

米EU合意、最悪の事態回避もEUへの打撃避けられず <連載コラム・欧州経済の潮流を読む> 第72回(08/22)

EU・米、貿易協定巡る共同声明(08/22)

欧州の郵便会社、米国への小包発送停止(08/22)

ユーロ圏総合PMI、8月は上昇=速報値(08/22)

ユーロ圏建設業生産、6月は0.8%減少(08/22)

米の対EU実効関税率、欧州中銀の想定内(08/21)

ルーマニア政府、一部の投資停止=財政圧迫(08/21)

EU、エネルギー分野デジタル化で意見公募(08/21)

ユーロ圏インフレ率、7月は2%=改定値(08/21)

有志連合、テレビ首脳会議=日本も参加(08/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン