ドイツ連邦陸運局(KBA)は4日、6月の新車登録台数が32万7,693台となり、前年同月比3.5%減少したと発表した。フォルクスワーゲン(VW)など国内勢が軒並み不振だった。
メーカー別に見ると、ドイツ車はVWが5%減少。米ゼネラルモーターズ(GM)傘下のオペルも9.3%落ち込んだ。
高級車はBMWが17.8%縮小。ダイムラーは「メルセデス・ベンツ」が1.2%減り、超小型車「スマート」は2.2%のマイナスだった。VW傘下のアウディとポルシェはそれぞれ9.4%、7.9%落ち込んだ。
外国メーカーは米フォードが9.3%減少。フランス勢は軒並み前年超えでプジョーが13.9%増、姉妹ブランドのシトロエンが0.6%増。ルノーは21.6%伸びている。
日本勢は、トヨタ自動車(レクサス除く)が22.8%拡大。三菱自動車は32.3%伸び、スズキとスバルはそれぞれ18.7%、15.1%増えた。一方、日産自動車は16.2%減少。マツダも6.5%減っている。
1~6月の累計登録台数は全体で178万7,026台となり、1年前を3.1%上回った。
燃料別ではガソリン車が全体の55.8%を占めた。ディーゼル車は41.3%に後退している。ハイブリッド車(HV)の登録台数は3万7,520台と81.8%拡大し、うちプラグインハイブリッド車(PHV)は1万2,264台。電気自動車(EV)は1万189台だった。
■輸出は11%減少
独自動車工業会(VDA)によると、加盟メーカーの6月の輸出台数は36万9,500台となり、前年同月比11%減少した。生産台数は12%減の49万3,300台だった。
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