米配車サービス大手ウーバー(Uber)は、クロアチアのアドリア海沿岸で「ウーバーボート」のサービスを開始した。主要観光地をスピードボートで結ぶもので、観光客の多い夏季限定で展開する。ロイター通信などが伝えた。
新サービスはトルコのイスタンブールやエジプトで既に試験的に導入しているもの。利用者は配車の手順と同様、アプリで出発地と行き先を指定し、8~12人乗りのボートを手配できる。これにより南部スプリト(Split)やドブロブニクなどのほか、近くの島巡りも手軽にできるようになる。例えば、8人でスプリトからフバル(Hvar)島まで移動する場合、料金は2,600クーナ(400ドル)。半日や終日のレンタルもできるが、利用はすべて運転手付きで、自ら操縦することはできない。
クロアチアは欧州の観光地として人気が高く、観光産業は同国の国内総生産(GDP)の18%を占める。
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