ロンドン地下鉄(LU)の週末24時間運行サービス「ナイトチューブ」が、年内に地上鉄道網ロンドン・オーバーグラウンド(LO)に拡大される。LOにとっては、開業10年目の節目に新サービスを導入する格好となる。サディク・カーン・ロンドン市長が3日発表した。
それによると、今年12月にイーストロンドン線のニュークロスゲート―ダルストン・ジャンクション間で週末の深夜運行サービスを開始する。来年には対象区間がハイブリー&イズリントンまで延長される予定。なお、改修工事中のホワイトチャペルについては当初は停車せず、サービス開始は完工後の来年夏にずれ込む見通しだ。
カーン市長は、「ナイトチューブは、ロンドン中で大きな成功を収めている」と説明。年内に「ナイトオーバーグラウンド」が誕生することを歓迎した。
ナイトチューブは、乗客数が特に多い金曜と土曜の夜に運行されており、バスやタクシーに代わる深夜の交通手段としてロンドン市民の支持を集めている。昨年8月にセントラル線とビクトリア線で導入された後、これまでにジュビリー線、ピカデリー線、ノーザン線に拡大。2023年に近代化プログラムが終了した後は、メトロポリタン線、サークル線、ハマースミス&シティー線でも導入される予定だ。
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