英国は27日、世界初の現金自動預払機(ATM)がロンドンで導入されてから50周年を迎えた。この節目を記念し、世界第1号機が設置された英金融大手バークレイズの支店では、金色に装飾されたATMが登場した。
世界初のATMは、スコットランド人の発明家ジョン・シェパードバロン氏によって開発され、1967年6月27日にロンドン北部のインフィールド(Enfield)支店で導入された。バークレイズのラヒール・アハメド氏は、同行がATMの歴史的な役割を担っていることに誇りを感じるとした上で、「近年はデジタル・バンキングやカード決済が急速に進んでいるが、現金は依然として人々の日常生活の重要な一部」とコメントした。
バークレイズよると、現在英国には約7万機のATMがあり、昨年に引き出された現金の総額は1,750億ポンドに上る。また、ATMに対応するカードは1億7,600万枚発行されているという。
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