英国内の空港で、夏季休暇シーズンにおける運航遅延の確率が最も高いのはロンドン・ガトウィック――。BBCが独自調査を元に伝えた。
BBCは英民間航空局(CAA)による2016年6~9月のデータを基に、国内25空港を調査。それによると、同時期に運航した人気観光地行き国際便19万9,000便のうち、約3万8,000便が30分以上遅れたという。うちガトウィック空港の遅延率は30%で首位。2位は北アイルランドのベルファスト国際空港とロンドン・ルートン空港で、共に23%だった。全体の平均遅延時間は21分。同シーズン中、6月にフライトが遅れる場合が最も多いという。
渡航ルート別で見ると、最も遅延時間が長かったのはマンチェスター―デュッセルドルフ間のチャーター便で、昨年6~9月期に計779分のタイムロスを計上した。遅延が最も多い40ルートのうち、7割超が欧州諸国行きだった。
ガトウィック空港は、度重なるストライキや、英国と欧州の一部領空がひどく混雑していることが背景にあると指摘。「英国内の空港で最も多くの欧州便を扱っており、他の空港に比べて欧州大陸の事情に大きく影響されている」とコメントした。
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