バルセロナ市民、悩みの種は「観光」

バルセロナ市民にとっての最大の悩みの種は「観光」――。バルセロナ市政府が市民800人を対象に行った最新調査の結果でこうした傾向が明らかになった。ザ・ローカルが伝えた。

それによると、最大の懸念は「観光」と答えた市民は19%に上った。観光客の急増が、市街地の混雑や不動産価格の高騰を招いていることに対する住民の不満が反映される結果となった。2009年以降、常に市民の最大の関心事であった「失業率と雇用条件」は、今回12.4%で2位だった。

この結果についてバルセロナの副市長は、「これは観光客に対する嫌悪ではなく、一部の地区に観光客が集中しすぎることに対する強い懸念の表れである」と説明。昨年、同市を訪れた観光客は3,000万人に上り、人口160万人をはるかに上回った。

こうした観光客の急増に歯止めをかけるため、バルセロナ市政府は昨年6月、違法民泊への罰金を従来の20倍の最大60万ユーロに引き上げるとともに、摘発を強化した。また、バルセロナ市議会は今年1月、市中心部でのホテルの新設を全面的に禁じ、市内全体で宿泊施設の開業を厳しく制限する条例を可決した。[労務]


関連国・地域: スペイン
関連業種: 経済一般・統計商業・サービス建設・不動産観光・娯楽社会・事件雇用・労務政治

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