オランダの金融大手ABNアムロ・グループは、指輪型や時計型などのウェアラブルデバイスによる非接触型支払い端末の導入実験を開始したと発表した。より簡単で安全性の高い決済を目指す取り組みの一環で、年末には本格導入したい考えだ。
実験で使用されているのは、指輪型端末のカーブ(Kerv)とスマートウォッチで、いずれも近距離無線通信(NFC)センサーを搭載。非接触型支払い端末にかざすと、デビットカード同様、支払い額が利用者の銀行口座からその場で引き落とされる。実験は現在、世界4,000万カ所の決済端末を対象に行われている。
同実験は、米クレジット大手マスターカードと、非接触型支払い端末およびサービスを提供する英国のデジセク(DigiSEq)と共同で展開されている。アムロ・グループは、さらに多くの提携企業の実験への参加を募っている。
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