欧州連合(EU)加盟国のうちオンラインビジネスを展開している企業の割合が最も低かったのはルーマニア——。EUの統計局ユーロスタットが発表した2016年の調査でこうした実態が明らかになった。
ルーマニアで昨年オンライン販売を行った企業は全体の7%と、EU平均の20%を大きく下回った。ブルガリアは9%と、こちらも低水準にとどまっている。一方、最も高かったのはアイルランドで30%。これにデンマーク(29%)、ドイツ、スウェーデン(共に28%)が続いた。
オンライン購入を商品別に見ると、衣料品・スポーツ用品がトップで、オンラインで買い物をする人のうち約6割が両方、またはいずれかの商品を購入していた。このほか、旅行・宿泊施設(52%)や家庭用品(44%)、催し物のチケット(38%)も上位に付けた。半面、医薬品をオンラインで購入したのは全体の13%と最も低く、食品も23%で低調だった。
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