ロシア国民が最も心配しているのは低賃金――。全体の23%が最大の懸念事項に挙げており、この割合は1年前から8ポイント上昇している。ロシア国営の調査機関VCIOMの最新調査を元に、イタルタス通信が伝えた。
調査は5月25~29日に、国内46州の130地域に住む計1,600人を対象に実施された。2番目に多かったのは国内経済で、21%が心配している。医療は20%とこれに次いで多く、1年前から8ポイント上昇した。
ほかでは、失業(16%)、教育(13%)、インフレ、汚職(共に11%)、低年金(10%)などが挙げられた。
VCIOMの専門コンサルタント、Chernozub氏は「低賃金に対する懸念に比べて、失業への恐れが比較的低いのは特筆すべきだ」とコメント。また、国民の汚職に対する意識が非常に高まっているとも指摘している。[労務]
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