英紙ガーディアン、紙面をタブロイド判に縮小へ

日刊紙ガーディアンと日曜紙オブザーバーを発行するガーディアン・メディア・グループ(GMG)は13日、来年初めに両紙の印刷を英大衆紙デイリー・ミラーなどを発行するトリニティ・ミラーに委託すると発表した。コスト削減が狙い。これにより、両紙の判型は、現行のベルリナー判から、タブロイド判に縮小される。

GMGは2019年までに両紙の経営を損益分岐点まで回復させる目標を掲げている。印刷の外部委託に伴い、GMGが8,000万ポンドで委託していた専用印刷を取り止める方針。ロンドンとマンチェスターの印刷機3機は売却または廃棄処分される。これにより約50人が失職する見通しだ。

GMGのデビッド・ペムセル最高経営責任者(CEO)は「2017~2019年の事業変革計画の重要な一歩」とコメント。両新聞は現在、読者層を拡大しているものの、印刷業界は進化の過程にあり、これに合わせた対策が必要と説明している。

GMGは2005年、英国で初めてベルリナー判のフルカラー紙面を採用した。仏ルモンドや伊ラレプブリカなどと同じサイズで、英国のタブロイド判よりやや大振りとなる。導入当初は発行部数を伸ばすなど好調だったが、近年は印刷媒体からデジタル媒体への移行が進む中、紙面広告市場の縮小や印刷費用の上昇で苦戦している。今年4月の平均発行部数は15万4,000部と、2005年4月の34万1,000部から半分以下に低下している。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 経済一般・統計IT・通信製造一般マスコミ・出版・広告雇用・労務

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