エストニア西部パルヌ(Parnu)県で、アフリカ豚コレラの感染が確認された。エストニア当局の発表を元に、バルチック・デイリーが14日伝えた。
当局は、パルヌ県アウドル(Audru)にある農場で豚の死亡率が上昇しているとの報告を受け、同農場を調査したところ、アフリカ豚コレラのウイルスが検出された。豚農場におけるアフリカ豚コレラの感染は約1年ぶり。同農場では、感染拡大を防ぐため、豚3,400匹が殺処分される。なお、同農場から半径10キロメートル以内に他の農場はないことから、追加の衛生措置は取られていない。
アフリカ豚コレラは最近、リトアニアとポーランドでも感染が確認されている。
アフリカ豚コレラは豚やイノシシが感染するウイルス性の疾患で、高い致死率が特徴。アフリカではサハラ以南全域で常在が確認されおり、野生の豚にも広がった場合、風土病となる可能性が指摘されている。ヒトに感染するリスクはない。
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