オーストリアで10月からブルカ禁止法が施行

オーストリアで10月1日から、イスラム教徒の女性が着用する顔全体を覆うベール「ブルカ」などについて、公共の場での着用が禁止となる。AFP通信が9日伝えた。

ブルカの着用を禁止する法案は、移民融合政策の一環として施行。違反した場合は最大150ユーロの罰金が科せられる。これに加え、生活保護を受ける移民は“融合誓約書”に署名しなければならない。これは12カ月にわたる融合カリキュラムに参加し、ドイツ語やドイツの文化・価値観などを学ぶことを義務付けるもので、不参加の場合は生活保護を打ち切られる。

オーストリアでの難民申請件数は2015年にピークの約9万件に達し、これに反対する極右の自由党(FPO)が昨年12月の大統領選で大幅に支持率を伸ばした。これを懸念した墺政府は1月、議会にブルカ着用禁止法案を提出し、5月に可決された。

なお、欧州ではフランスやベルギー、ドイツ南部のバイエルン州がすでに公共の場でのブルカ着用を禁じているほか、オランダとドイツ連邦議会でも同様の法案が可決されている。スイスでもイタリア語を公用語とする南部ティチーノ(Ticino)州で禁止されているが、同国の全州議会は3月、公共の場での着用を全国的に禁止する法案を否決した。


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