英政府が4月に導入した生涯型の非課税個人貯蓄口座(ISA)「ライフタイムISA」に、初めて預金型が登場した。住宅金融会社スキップトン・ビルディング・ソサエティーが6日に発表したもので、8日から預け入れが可能となる。
ライフタイムISAは、オズボーン前財務相が昨年3月の予算案で打ち出した。18歳以上40歳未満を対象に、年間4,000ポンドまで非課税の貯蓄を認め、政府が25%のボーナスを上乗せする。ただし引き下ろしは、初めての住宅をローンで購入する場合か、60歳以降の退職後に限られる。
現在、既に3社がライフタイムISAを提供しているが、すべて株式投資型で、現金を貯蓄できるのはスキップトンが初めて。同社のライフタイムISAの利率は0.5%で、手数料などは一切かからない。ただ、通常のISAでは金利1%以上の商品もあり、同社の0.5%は魅力に乏しいとの見方もある。また、住宅購入目的以外で60歳になる前に引き出した場合、多額の手数料が課される。
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