ロシア国民の約7割が米国は「敵対的」だと見なしている――。ロシア最大の世論調査機関レバダ(Levada)・センターが6日に公表した最新調査で、こうした傾向が明らかになった。
調査は5月19~22日、全国の18歳以上の1,600人を対象に実施。米国はロシアに対して「敵対的」だと回答した人は全体の69%に上った。昨年から3ポイント低下したものの、2位のウクライナ(50%)を大きく引き離してトップだった。このほか、ドイツやラトビア、リトアニアを「敵対的」な国だと考えている人が多かった。
一方、最も「友好的」な国と見なされているのはベラルーシで、46%を占めた。これに中国(39%)、カザフスタン(34%)が続いた。
また米露関係については、1年前から「改善した」と答えた人は21%にとどまった。「悪化した」は17%。「変わらない」は54%と過半数を占め、前回調査から5ポイント上昇している。
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