• 印刷する

露ヤンデックス、自動運転分野に参入

検索エンジンでロシア最大手のヤンデックス(Yandex)は、傘下のオンデマンドの配車サービス「ヤンデックス・タクシー(Yandex.Taxi)」が開発を進める自動運転車の実証試験の動画配信を開始した。来年にも公道における走行試験を行う見通しだ。

同車両には、ヤンデックスが開発したマッピングやリアルタイム・ナビゲーションシステム、障害物感知などの技術を搭載。コンピューティング・アルゴリズムや人工知能(AI)、機械学習などを通じて、渋滞する都市部など複雑な走行環境にも対応できるとしている。

自動運転プロジェクトの責任者ドミトリー・ポリシュチュク氏は、「ヤンデックスは、自動運転車の実用化に必要不可欠な信頼性の高い技術やアルゴリズム、高度なエンジニアリング、豊富な資金、自動運転車を必要とする市場へのアクセスといった全要素を満たす数少ない企業の1つ」と説明。向こう10年以内にも、自動運転車を通して、通勤・通学に革命をもたらすことが可能との見通しを示した。

ヤンデックス・タクシーは2011年の創業。オンデマンドの配車サービスのアプリケーションとしては、ロシア・独立国家共同体(CIS)地域で最大のシェアを握る。現在はロシア、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、ジョージア(グルジア)、ウクライナの計56都市で、12万人以上の運転手がサービスを提供している。


関連国・地域: ロシアウクライナベラルーシジョージアアルメニアカザフスタン
関連業種: 自動車・二輪車運輸IT・通信サービスマクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

ロシア、ウクライナに6月2日の交渉提案(05/30)

EU、黒海戦略を発表=「安保ハブ」設置も(05/30)

トランプ氏、対露制裁強化も=攻撃激化(05/27)

石油ロスネフチ、レアアース鉱床を取得(05/23)

ルーマニア極右、大統領選のやり直し要求(05/22)

EU、対露追加制裁で合意 「影の船団」189隻と31社が対象に(05/21)

プーチン大統領、トランプ氏と電話会談(05/21)

ロシア、中国に自国製品向け物流拠点を開設(05/21)

露・ウクライナ直接交渉、プーチン氏は欠席(05/16)

検察、ウクライナ3人を拘束=露工作員か(05/16)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン