英中銀イングランド銀行の受付や保守担当職員が賃上げをめぐり、過去323年の歴史で初のストライキを打つ可能性が出てきた。英最大労組ユナイトが1日、これに向けた投票を実施すると発表した。
ユナイトによると、イングランド銀は労組の承認を得ずに賃上げ率を1%に設定。2年連続でインフレ率を下回っている上、一部職員は今年の給与が据え置きとなっている。労組は実力行使を回避したければ、賃金の見直しに向け交渉のテーブルに着くよう求めている。
4月のインフレ率は2.7%と、過去3年半で最高を記録。イングランド銀が目標とする2%を3カ月連続で超えた。同行は今年のインフレ率が2.8%に達すると予想している。
実施の是非を問う投票は6月21日まで行われる。[労務]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。