マケドニアで新政権誕生、半年の空白に幕

マケドニア議会(一院制、定数123)は5月31日、議会第2党の社会民主同盟連合(SDSM)とアルバニア系の民主統合連合(DUI)との連立政権を62対58の僅差で可決した。これにより、半年間の政治的空白に終止符が打たれた。BBC電子版が1日伝えた。

マケドニアでは昨年12月の総選挙で、グルエフスキ前首相が率いる中道右派の与党・マケドニア民主党連合(VMRO―DPMNE)が左派のSDSMに勝利。第1党を死守したものの、過半数を獲得できなかった。当初はVMRO―DPMNEとDUIの間で連立協議が行われたが、DUIが提示したアルバニア語を第2公用語とする法案で折り合わず、交渉が決裂。このため、SDSMのザエフ党首に組閣権限が与えられていた。

SDSMはDUIの政策を受け入れたものの、アルバニア語の第2公用語化に反発する国民のデモが発生。イワノフ大統領は3月、連立政権の承認を拒否していた。マケドニアではアルバニア系住民が人口の約4分の1を占め、2001年にはアルバニア系の蜂起により内戦寸前の状態に陥った経緯がある。

ザエフ新首相は政権発足を受け、「私たちの最大の目標は、欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への早期加盟にある」と宣言。これに向け、経済改革を進めることを優先する姿勢を示した。


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