フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領(68)は29日、来年1月に実施される大統領選挙で再選を目指す考えを明らかにした。同大統領への国民の信頼は厚く、最有力候補と目されている。AFP通信が伝えた。
それによると、同大統領は所属する国民連合からではなく、無所属の候補として出馬する方針。国営放送Yleの最新の世論調査では、同大統領の2期目続投を支持する人は52%に上っている。
ニーニスト大統領は、強力な親ユーロ派として知られ、フィンランドは同氏が財務相だった2002年にユーロを導入。法相、国民連合党首を歴任した。弁護士資格を有し、欧州投資銀行(EIB)など国際機関での職務経験も豊富だ。
ニーニスト氏は2012年3月に第12代大統領に就任。フィンランドの大統領の任期は6年で、2期まで務められる。
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