オランダの公共交通機関で22日から、スマートフォンを用いた料金の支払いが可能になった。NLタイムズが伝えた。
このサービスは、英携帯電話サービス大手のボーダフォンとオランダの通信大手KPN、英国の交通機関決済システム会社トランスリンクが数年にわたる協力の末に実現させた。現時点で利用可能な携帯電話は、米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」を搭載した端末のみで、通信会社はボーダフォン、KPNとその子会社のシミョー(Simyo)、イエス・テレコム(Yes Telecom)、テルフォート(Telfort)に限られている。
利用にはウェブサイト上での事前登録やアプリのインストールが必要で、登録すると利用者の携帯電話SIMカードに暗号化された電子マネー情報が記憶される仕組みだ。従って、携帯電話会社が交通機関の利用状況を追跡することはできない。交通機関を利用する際には、従来のカードと同様、改札やカードリーダーに携帯電話をかざす。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。