昨年10月にスペインの最大野党・社会労働党(PSOE)の幹事長を退任したペドロ・サンチェス氏(45)が21日、党首の座に返り咲いた。同氏は現政権に厳しい姿勢をとっており、ラホイ首相への風当たりは厳しくなりそうだ。ブルームバーグなどが伝えた。
サンチェス氏は全党員の50%にあたる6万7,500票余りを獲得し再選。対立候補であるアンダルシア自治州政府のスサナ・ディアス首相の獲得票は5万4,500票と40%にとどまった。6月17日に開催される党大会で正式に党首に就任する。
サンチェス氏は昨年10月、ラホイ氏の首相信任投票に反対票を投じ、同氏の組閣を阻んできた。しかし、最大野党として組閣を容認し、時節を待つべきとする党内の声が強まり、辞表を提出する事態に発展していた。
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