• 印刷する

伊政府、子供のワクチン接種を親に義務付け

イタリア政府は、子供の伝染病ワクチンの接種を保護者に義務付ける法案を閣議承認した。はしかの流行を受けた措置。ロイター通信などが伝えた。

今後、6歳以下の子供は予防接種を受けない限り、公立の保育園には入れなくなる。義務教育が始まる6歳以上の児童については、予防接種を受けずに入学すれば親に罰金を科す方向だ。

政府はこれまで、はしか、おたふくかぜ、風疹、水ぼうそう、髄膜炎の予防接種を「推奨」するにとどめていたが、今後は全て義務化する。加えて、ポリオ、ジフテリア、破傷風、B型肝炎、ヘモフィルス・インフルエンザ菌B型感染症(ヒブ感染症)、百日ぜきのワクチン接種も、入学・入園の条件に含めた。

新興政党「五つ星運動」は一部のワクチンの安全性に疑問を呈し、法案に反対していた。これに対し政権側は、同党が根拠のない不安をあおったことが、予防接種率の低下を招いたと批判している。


関連国・地域: イタリア
関連業種: 医療・医薬品マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

仏伊首脳、6月3日にローマで会談へ(05/30)

伊当局とファッション業界、労働搾取に対処(05/29)

伊、空港職員とタクシー運転手がスト=28日(05/28)

スイスの消費者、米製品の購入に後ろ向き(05/23)

中国BYD、欧州で低価格EVを発売(05/23)

独鉄道、ミュンヘン―ローマ直通運転を計画(05/22)

伊本土とシチリア結ぶ橋、夏に着工(05/21)

欧州委、ユーロ圏経済見通しを下方修正(05/20)

自動車VW、傘下イタルデザインの売却検討(05/20)

ステランティス、マセラティ生産を国内移転(05/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン