• 印刷する

チューリッヒ保険、請求審査にAIを活用

スイスの保険大手チューリッヒ・インシュアランス・グループは、傷害保険の請求審査で人工知能(AI)の活用を開始した。試験展開の結果、1件当たりの処理スピードは1時間からわずか5秒に短縮されたという。トム・デ・スワーン会長の話として、ロイター通信が伝えた。

同社は3月に医療記録などの審査にAIを導入。これにより4万時間分の労働時間が節約できたとしている。またAIの学習機能により、処理を重ねるごとに審査の精度も向上しているという。こうした成果を踏まえ、デ・スワーン会長はAIの活用拡大に強い意欲を示している。

保険業界ではこのところ、ビッグデータやAIを業務に役立てる動きが加速。富国生命保険が今年1月から審査担当者34人分の作業をAIに置き換え、年間1億4,000万円相当の人件費を節約した。また英アビバも現在、AIの導入を検討している。


関連国・地域: 英国スイスアジア
関連業種: 医療・医薬品金融IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

スイス、F35戦闘機の調達削減も=交渉不調(08/15)

スイス、家屋への固定資産税廃止で国民投票(08/15)

スイス、税収増で赤字が予想以下に(08/15)

ジュネーブ、公共交通を1日無料=環境対策(08/15)

スイスのインフレ率、7月は0.2%(08/14)

スイス中銀、新紙幣デザインを公開(08/14)

航空機ピラトゥス、米への納入を一時停止(08/13)

スイス失業率、7月は2.7%で横ばい(08/12)

金融UBS、ネットゼロアライアンス脱退(08/11)

チューリッヒ保険、上半期は1%増益(08/11)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン