世界で最も健康な国はイタリア――。163カ国を対象としたブルームバーグの「グローバル・ヘルス・インデックス」で、このような結果が明らかになった。2~5位にはアイスランド、スイス、シンガポール、オーストラリアが続いている。
同インデックスは平均寿命のほか、高血圧、喫煙、栄養失調といった死因や健康リスクを基準に各国を評価。イタリアの平均寿命は80歳超と、シエラレオネの52歳を大きく上回る。またイタリアは若者の失業率が40%近くに上るなど、経済の長期低迷が続いているものの、血圧やコレステロール値が比較的高い米国、英国、カナダよりも国民の健康度ははるかに高い。
イタリア人が健康な理由は、野菜摂取量の豊富さといった食事の面にもありそうだ。米ワシントン大学の公衆衛生栄養センターは、生鮮食品や果物などの摂取の重要性をかねて強調している。
なお、同インデックスで日本は7位に付けた。トップ10には欧州から6カ国がランクインしている。
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