伊自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、インドからの輸出事業に力を入れている。向こう数カ月で、「ジープ」ブランドの小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「コンパス」を英国や日本、豪州、南アフリカに輸出する計画。インド国内の販売が苦戦する中、新たな収益源を確保する。ビジネス・スタンダード(電子版)が伝えた。
現地法人フィアット・インディア・オートモービルズのケビン・フリン社長は、「輸出はインド法人にとって重要戦略」と強調。現地調達率を高めて、価格競争力をつけると述べた。同社は西部マハラシュトラ州のランジャンガオンで工場を操業している。
インド自動車工業会(SIAM)によると、フィアットの2016/17年度の販売台数は、前年度比32.2%減の5,665台だった。シェアはわずか0.2%と苦戦している。【NNAインド】
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