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クルツ氏、OVP党首に就任=墺で解散総選挙も

オーストリアの連立政権に参加する保守系・国民党(OVP)の新党首に、クルツ欧州・国際関係相(30)が就任した。前党首のミッテルレーナー前副首相(61)が先に辞意を表明したことを受けたトップ交代。OVPはケルン首相率いる社会民主党(SPO)と大連立を組むが、クルツ新党首はかねて連立解消を訴えている。同氏の登板を受け、ケルン首相も年内の解散総選挙を示唆した。BBC電子版が14日伝えた。

クルツ氏は先の記者会見で、既存政権にとどまればOVPの置かれている状況の打破は望めないと述べ、「早期の総選挙が正しい道だ」と話していた。これに対し、ケルン首相は14日出演したオーストリア公共放送局(ORF)のインタビューで「OVPはもはや連立を望まないことを明確にした」と述べ、「今秋に総選挙が実施されることは確実」との考えを示した。

総選挙はもともと2018年後半に予定されていたが、中道右派のOVPと中道左派のSPOはここ数カ月にわたり、国内経済回復に必要な各種改革で合意に達することができずにいる。こうした中、ミッテルレーナー前副首相は、クルツ氏ら党内の反対派による横やりを理由に辞任する意向を示していた。

OVPの支持率はSPOや反移民を掲げる極右の自由党(FPO)を下回っており、若手で人気の高いクルツ氏は同党にとって期待の星となっている。同国では昨年12月の大統領選で緑の党出身の無所属アレクサンダー・ファンデアベレン氏がFPOのノルベルト・ホーファー代表を下して当選。戦後初めて、二大政党から支持を受けなかった候補者が大統領選で勝利する格好となった。総選挙では再びFPOが票を伸ばすとみられており、SPOまたはOVPと連立政権を樹立する可能性もある。


関連国・地域: オーストリア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治

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