路線案内アプリの「シティーマッパー」が2日間にわたり、ロンドン中心部で無料の「スマートバス」の試験運行を行った。このサービスはロンドン交通局(TfL)との共同運行で、既存のバス路線とバス停を使用し、テムズ川の北岸ブラックフライアーズから南岸ウォータールーを結ぶ循環路線を走った。
今回の試験運行で使われたバスは、ダブルデッカー(2階建てバス)よりも小さな30人乗り。渋滞が深刻なロンドン中心部での機動性を重視したもので、各座席にはスマートフォンを充電できるUSBアダプタも完備した。前方のモニターに表示される地図では、バスがどこを走っているのか、次のバス停はどこかを確認できる。アプリとも連動しており、到着予定時刻なども分かる。
今回収集された運行状況や乗客数といったデータは、アプリの改善に使用される。また、シティマッパーはこれまで蓄積したデータを元に、公共交通機関のサービスが充実していない地域を割り出し、独自のバスを運行することも検討している。
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