仏極右・国民戦線ルペン氏のめいが政界を引退

フランスの極右政党・国民戦線のマリオン・マレシャルルペン下院議員(27)が9日、政界から引退する意向を明らかにした。「普通の市民」としての生活を優先させるためで、6月の下院選挙にも出馬しない方針。同氏の発表を元に、複数のメディアが伝えた。

マリオン氏は、先の大統領選の決選投票で敗退したマリーヌ・ルペン氏(48)のめいで、1972年に国民戦線を結党したジャンマリ・ルペン氏にとっては孫に当たる。2012年の前回下院選で最年少で議員に当選した後、今後の活躍が期待されていたが、最近はマリーヌ氏と政策面などで対立していたとされる。マリーヌ氏が、人種差別主義的な極右路線から、反移民・反欧州連合(EU)を旗印とする国家社会主義路線へとかじを切り支持層を広げたのに対し、マリオン氏はジャンマリ氏の攻撃的な言動を継承していた。ただ、マリオン氏は引退理由として「2歳の娘との時間を大切にしたい」と話しており、将来的な政界復帰の可能性も示唆した。

なお、ジャンマリ氏は2011年にマリーヌ氏に党首の座を譲った後、地方議員を務めていたが、反ユダヤや反イスラムを含む問題発言を繰り返したことから、2015年にマリーヌ氏から追放された。その際にマリオン氏を自身の実質的な後継者に指定し、同氏への支持を呼び掛けていた。


関連国・地域: フランス
関連業種: 社会・事件政治

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