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スウェーデン、デンマーク国境でのID確認終了

スウェーデンは、デンマーク国境での身分証チェックを終了することを決定した。難民の流入数が大幅に減少したためで、両国間の通勤客の不満解消にもつながりそうだ。BBC電子版が2日伝えた。

スウェーデンは2015年11月、大量の難民流入を受けて半世紀ぶりに一時的な入国管理を再開。デンマークからバスやフェリー、列車で到着した旅客に対して、身分証の提示を義務付けていた。

スウェーデンへの難民流入数は2015年に16万3,000人超を記録したが、昨年は約2万9,000人へと急減。デンマークの首都コペンハーゲンとスウェーデン南部マルメを行き来する通勤客らが日々の身分証提示に時間を取られていたこともあり、同国政府はこれ以上の措置は不要と判断した。今後、列車やバス、フェリーの利用者は身分証の提示が不要となる。

スウェーデンは、デンマーク以外との国境管理は引き続き強化する方針。また、デンマークとの間に架かる橋では、監視カメラの増設やX線による車両チェックやナンバープレートの確認などを導入する予定だ。

なお欧州委員会は2日、国境管理を一時的に復活しているドイツ、オーストリア、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーに対して向こう6カ月以内に国境管理を段階的に廃止することを推奨した。[EU規制]


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