仏大統領選の第1回投票が目前に迫る中、有力候補のマクロン前経済・産業・デジタル相が24%の得票率で初戦を制する見通しだ。カンター・ソフレスワンポイント(Kantar Sofres-OnePoint)の世論調査を元に、ロイター通信などが18日報じた。
それによると、第1回投票の得票率予想はルペン国民戦線党首が23%と僅差で2位。妻への不正給与支払い問題に揺れる中道右派候補のフィヨン元首相は18.5%と若干水をあけられ、最近のテレビ討論で勢いづいた左翼党のメランション共同党首が18%と肉薄している。現時点の上位2氏がそのまま決選投票に進む場合、マクロン氏がルペン氏を大差で破る可能性が依然として濃厚だ。
ルペン氏はシェンゲン協定で定められた人の自由な行き来を即座に凍結するといった過激な排外主義を主張。世界的なポピュリズムの台頭を背景に、同氏が左翼の急先鋒であるメランション氏と決選投票に臨むシナリオも取り沙汰されている。
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