ストックホルム中心部の繁華街で7日午後3時前(現地時間)、トラックが通行人をはね、11歳の少女を含む4人が死亡した。他に10人が病院で手当てを受けており、うち2人は重症。ロベーン首相はテロ攻撃と断定し、この日のうちに容疑者のウズベキスタン人の男(39)が逮捕された。また8日には、警察がトラック内で爆弾とみられる装置を発見したと明らかにしている。公共放送SVTなどが伝えた。
容疑者はビール会社のトラックを盗んで歩行者天国を暴走し、通行人を次々とはねた後に百貨店に突っ込んで止まった。その後に逃走したが、市郊外で拘束された。警察当局が9日に発表したところでは、容疑者は昨年6月に難民申請に失敗。国外退去となるはずだったものの、その後に行方をくらましていたという。
8日午後には、警察がテロに関わったとみられる別の3人を乗用車から引きずり出して拘束。またストックホルム西郊バールベリ(Varberg)のアパートに踏み込み、さらに3人を拘束した。
車内で見つかった装置については現在、調査中で、爆弾かどうかはまだ断定できないとしている。
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