チェコ科学アカデミーのドラホシュ前総裁(68)が、来年1月に予定される大統領選への出馬を表明した。同氏の声明を元に、チェコ通信などが28日伝えた。
ドラホシュ氏は出馬の主な理由について、「近代チェコ民主主義の先行きに不安を感じたため」と説明。「極端な思想やポピュリズムの台頭、基本的な民主主義の価値への市民の無関心などを看過するわけにはいかない」と話している。ドラホシュ氏はこれまでも無党派を貫いており、無所属で立候補する方針という。
次期大統領選をめぐっては、現職のゼマン大統領が3月初めに続投の意向を表明したほか、ストロプニツキー国防相も出馬がうわさされている。この他、実業家や社会活動家らが立候補を決めている。
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