• 印刷する

新1ポンド硬貨の流通が開始=旧硬貨は10月まで

英国の新1ポンド硬貨が28日から市場に出回り始めた。新硬貨は12角形で、従来より薄くて軽いほか、偽造防止の技術が施されている。旧硬貨の店舗での利用は10月15日までで、それ以降は銀行での両替えが必要となる。

英王立造幣局(ロイヤル・ミント)によると、新硬貨は厚さ2.8ミリ、重さ8.75グラム。直径は23.43ミリとこれまでより大きくなった。旧硬貨は回収された後、溶かされて新硬貨に生まれ変わる。

新硬貨は15億枚が流通する予定で、まず国内33カ所の銀行や郵便局に配られる。うちスコットランドが7カ所、ウェールズが3カ所、英領北アイルランドが2カ所。その後、段階的に流通地域が拡大していく見込みだ。

偽造防止策として、縁取り部分にはホログラムのようなデザインや極小サイズのレタリングが施されている。内部には計数機や支払機が硬貨を電子的に認識するための素材が組み込まれているとみられるが、詳細は明らかにされていない。ロイヤル・ミントは新硬貨について、「世界で最も安全な硬貨」としている。従来の1ポンド硬貨は40枚に1枚が偽物とみられている。

市場での流通が始まった新1ポンド硬貨(ロイヤル・ミント提供)

市場での流通が始まった新1ポンド硬貨(ロイヤル・ミント提供)


関連国・地域: 英国
関連業種: 金融運輸IT・通信小売り・卸売り

その他記事

すべての文頭を開く

英首相、新中国大使館承認へ 経済関係強化=1月に訪中も(11/24)

英政府、AI新興企業の支援に1億ポンド(11/24)

家庭向け光熱費、1月から0.2%引き上げ(11/24)

永住権取得、高所得者は所要期間3年に(11/24)

英総合PMI、11月は低下=速報値(11/24)

財政収支、10月は赤字縮小(11/24)

10億ポンドの公共投資 マンチェスター、経済成長を促進(11/21)

アイルランド、北アとの新共同事業に拠出(11/21)

仏ゲットリンク、英鉄道事業の新規投資中止(11/21)

ウーバー、英でロボット配送開始へ=来月(11/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン