オランダの極右・自由党、総選挙控え支持率低下

オランダで15日に実施される下院(定数150)選挙を前に、極右・自由党(PVV)の支持が低下している。Peil.nlが5日に発表した世論調査ではPVVが依然として首位に立っているものの、ルッテ首相率いる中道右派・自由民主党(VVD)との差が狭まっている。ブルームバーグが7日に伝えた。

世論調査によれば、PVVが獲得すると見込まれる議席は25議席と1週間前の29議席から大きく低下。VVDは24議席で、その差は1議席となった。ただしVVDは現在の41議席から大幅な減少となる。

Peil.nlは支持率の低下について、有権者の間でトランプ米大統領の政策に対する否定的な見方が広がり、同大統領と似た政策を掲げるPVVの支持にも影響を与えていると見る。またPVVが第1党になっても連立を組む政党はなく、同党への投票は無駄になると考える有権者も出てきているとされる。

PVVのヘルト・ウィルダース党首は、イスラム教徒の移民の受け入れ全面停止やモスクの閉鎖、欧州連合(EU)からの離脱と国境封鎖などを掲げ、国防や警察への予算拡大と国際援助の削減を主張している。ただし同党の総選挙向けのプログラムはわずか1ページで政策の裏付けがなく、議会で第1党になっても他党の協力がなければ法案を通せず、政策の実現性は乏しいとされている。


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