2016年に国外からリトアニアを訪れた観光客数が過去最高を記録した。リトアニア政府観光局が、宿泊施設のデータを元に発表した。
それによると、昨年の国外からの観光客数は149万人となり、前年比で9.4%増加。伸びは2015年の2.3%から大きく加速した。一方、国内旅行者数は126万人と、前年から10.2%拡大し、1年前の10.5%とほぼ同水準の伸びを維持している。内外の観光客を合わせると、全体で9.8%の増加となり、2015年の5.9%から加速。欧州平均の5%のほぼ2倍の水準となっている。
外国人観光客のうち最も多いのはドイツからの旅行者で、前年比2.8%増の17万4,800人。これに、ベラルーシ(17万1,900人、5.2%増)とロシア(15万600人、0.7%増)が続いた。伸び率が最も大きかったのはウクライナからの旅行者で、41.3%増加。近隣のポーランド(16.7%増)や、ラトビア(15.3%増)、エストニア(10.9%増)も2桁の伸びを示している。
なお、観光客誘致の重点国に指定するフランスからの旅行者は3万6,000人と19.6%増えた。また遠方国で注力する中国からは1万9,700人と25.3%拡大。日本からは7.4%増の2万2,600人、米国からは6.9%増の3万5,200人がリトアニアを訪れた。
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