• 印刷する

欧州出身の在英医師、過半数が移住を検討

欧州出身の在英医師の過半数が、英国の欧州連合(EU)離脱の決定を受けて国外への移住を検討している。医師資格の登録を管理する医事委員会(GMC)の調査で、このような実態が明らかになった。国民医療制度(NHS)の医師不足が深刻化する恐れも出ている。

GMCはEUにノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインを加えた欧州経済領域(EEA)出身の医師2,100人余りを対象にメールで聞き取り調査を実施。うち1,280人が英国を離れることを検討中と回答し、その9割以上がブレグジットを理由の1つに挙げた。2年以内の移住を考える医師は586人に上っている。

EEA出身の医師は現在、約1万200人とNHS全体の9%ほどを占める。GMCのチャーリー・マッシー事務局長は「EEAの医師は英国の医療サービスに多大な貢献をしている」と指摘。「医師の渡英を妨げる無用な障壁を作ってはならない」と訴えている。[労務]


関連国・地域: 英国EUノルウェーアイスランドリヒテンシュタイン
関連業種: 医療・医薬品雇用・労務政治

その他記事

すべての文頭を開く

英米貿易協定、不透明感拡大 トランプ関税に違法判決=米司法(05/30)

英、年金改革案発表=メガファンド設立構想(05/30)

国防省、サイバー分野に10億ポンド投資(05/30)

乗用車生産台数、4月は8.6%減少(05/30)

日本車の対欧輸出、4月はまだら模様(05/30)

英国最大のバイオエタノール施設が閉鎖危機(05/30)

渋滞税20%引き上げ提案 ロンドン交通局、26年から適用へ(05/29)

当局、水道テムズに1.2億ポンドの罰金命令(05/29)

スコットランド2空港、職員がスト決行も(05/29)

下院、終末期患者への「死の援助」法案可決(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン