モンテネグロ政府は、北大西洋条約機構(NATO)への加盟議定書に米上院が批准するとの確約を得た。ダルマノビッチ外務相がロイター通信とのインタビューで明らかにした。
この中で同相は、モンテネグロが5月末までにNATOの正式加盟国となる見通しを表明。米国のトランプ政権が、関係改善を模索するロシアへの配慮から加盟支持を見合わせるとの見方を否定した。トランプ大統領の対露姿勢がどうあれ、米国が「基本的な国益を犠牲にすることはない」との自信を示している。
こうした中、モンテネグロ政府は同国のNATO加盟阻止に向け政権転覆を図った疑いで、ロシアの情報部員を起訴する方針だ。問題の人物はロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)に所属。昨年10月の議会選挙当日、当時のジュカノビッチ首相の暗殺を企てたとみられている。当局はこれに絡みすでに約20人を逮捕している。
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