• 印刷する

トルコ、女性兵士のスカーフ着用を許可

トルコ政府は22日、女性兵士が頭髪を覆うスカーフ(ヒジャブ)を着用することを認めると発表した。制帽の下に、制服と同じ色で無地のものに限り着けることができる。国防省の発表を元に、BBC電子版などが伝えた。

トルコでは1980年以降、政教分離政策の一環でイスラム教徒の女性が公共の場でヒジャブを着用することを禁止してきた。しかし、与党・公正発展党(AKP)は段階的にこれを解除。2013年には大学生と官公庁職員、2014年には中高生に着用を許可したほか、昨年8月には対象を警察官に拡大した。軍隊はスカーフ着用が認められていない唯一の政府機関で、政教分離の牙城とされてきた。

トルコではイスラム教徒が国民の大部分を占めており、エルドアン大統領は「着用禁止は反自由主義的な過去の遺物」と断じてきた。一方、政教分離を支持する層からは、同大統領の強権化の一環との批判も出ている。


関連国・地域: トルコ
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

ロシア、ウクライナに6月2日の交渉提案(05/30)

イスタンブール空港、欧州最大の貨物ハブに(05/28)

トルコ、中国製品の反ダンピング調査を開始(05/28)

不振の米EVテスラ、トルコでの販売増加(05/28)

トルコ・パキスタン首脳、協力強化で合意(05/27)

タークセル、データセンター向けに資金調達(05/27)

トルコ製造業景況感、5月は低下(05/23)

トルコ、原発建設に向け加社と協議(05/22)

トルコ消費者信頼感、5月は改善(05/22)

サカタのタネ、トルコに新研究拠点を開設(05/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン