• 印刷する

オランダ下院、大麻の商業栽培認める法案を可決

オランダの第2院(下院に相当、定数150)は21日、一定の条件下での大麻の商業栽培を認める法案を、77対72の僅差で可決した。成立にはさらに第1院(上院、定数75)の承認が必要だが、第2院で反対票を投じた政党が多数派を占めるため、可決は困難とみられている。BBC電子版などが伝えた。

同国では、大麻は厳密にはまだ違法だが、1976年の法改正で5グラム以下の所持が処罰の対象から外された。しかし個人での使用を目的とした少量の栽培を除き、その生産は違法とされてきた。そのため、少量の大麻を合法的に販売する約600店の「コーヒーショップ」は、仕入れをしばしば闇ルートに頼らざるを得ないという歪んだ状況が生まれている。

中道政党の民主66(D66)が提出した今回の法案は、こうした立法の矛盾の解消に向けたもので、大麻の栽培を政府の管理下に置くことを目指す。


関連国・地域: オランダ
関連業種: 農林・水産小売り・卸売りメディア・娯楽マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

VW、11月上旬も操業継続 半導体確保=ネクスペリア問題(10/31)

オランダ総選挙、リベラルの民主66が躍進(10/31)

金融ING、AI導入で950人削減も(10/30)

オランダ移民労働者、推計値100万人超過か(10/30)

半導体NXP、第3四半期は12%減益(10/30)

照明シグニファイ、第3四半期は30%減益(10/30)

「存続の危機」直面か 半導体ネクスペリア、離職相次ぐ(10/29)

オランダ住宅販売、約5年ぶり高水準(10/29)

ハイネケン、第3四半期は0.3%減収(10/29)

ボッシュ、一時帰休も 半導体紛争が長期化なら(10/28)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン