英国内から2020年までに商業ロケットが飛び立つ――。英運輸省などが近く議会に提出を予定する「宇宙飛行法案」に関する情報を元に、スカイニュースが20日伝えた。
宇宙飛行法案は、商業宇宙飛行の規制を整備するとともに、この実現を促進するもので、宇宙産業の商業化という新市場で英国の主導権を握る狙いがある。政府は向こう20年間に、宇宙飛行市場の規模は250億ポンドを超えると予想する。
今回の法案提出に併せて、英宇宙局は、同分野の開発プロジェクトに1,000万ドルの補助金を供与するプログラムを立ち上げる。申請資格は、国内に少なくとも1カ所のロケット発射基地を持ち、小型衛星の打ち上げか準軌道飛行を計画する企業に与えられ、実現可能性が高いと判断された案件を支援する。
ジョー・ジョンソン大学・科学担当閣外相は「宇宙飛行は、英国が持つ科学や研究、革新技術といった強みを生かすことが可能。新市場への応用や高技術職の創出、国内経済の振興に貢献する」と話している。
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