フィンランド議会(一院制、定数200)は17日、同性婚を認める法案を120対48の賛成多数で再可決した。これにより、当初の予定通り、同法案の3月1日の施行が決まった。AFP通信が伝えた。
同法案は2014年後半に議会を通過していたが、その後、これに反対する保守派らが中心となり、最審議を求める署名活動を実施。規定の5万人を上回る署名を集めた。署名活動の結果に法的拘束力はなく、議会の法務委員会は当初、再度決議を採ることに反対していたが、保守系のキリスト教民主党と、反欧州連合(EU)・反移民を掲げる「真正フィン人党」がこれを要求していた。
フィンランドでは2002年より、同性カップルに法的な婚姻関係を持つ夫婦と同じ権利を付与している。ただ、同性婚の合法化は遅れており、北欧諸国で最後となった。
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