ポルトガルの国立統計院(INE)は15日、2016年の外国人観光客数が1,140万人(速報値)となり、前年比12.7%増加したと発表した。前年に続き過去最高を更新している。またポルトガル人の観光客数も4.8%増え、760万人に達した。
国内外の観光客を合わせた宿泊日数は5,350万泊と9.6%増加。うちポルトガル人は1,520万泊、外国人は3,830万泊とそれぞれ5.2%、11.4%増えた。宿泊日数に占める外国人の割合は71.5%と1年前から1.1ポイント上昇。外国人のうち最も多いのは英国からの旅行者で、これにドイツ、スペイン、フランスが続く。全体的な観光収入は17%伸び、宿泊施設の売り上げは21億ユーロと18%増えている。
なおINEのデータには、民泊予約サイトの米エアビーアンドビー(Airbnb)などが手掛ける施設に泊まった観光客は含まれない。
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