アムステルダム市は7日、宿泊予約サイトの米エアビーアンドビー(Airbnb)を通じてアパートの違法貸し出しを行っていた家主と仲介業者に対し、過去最高の計29万7,000ユーロの罰金を科したと発表した。同市の規則で定められた宿泊日数を超えて、アパートを有料で貸し出していた。
エアビーアンドビーは昨年12月、サイトを通じた個人住宅の貸し出し日数を1物件当たり年間60日以内に制限することでアムステルダム市と合意。この規則は2018年末までの期間限定で、今年1月に施行されている。
同市は今回、市中心部にあるこのアパートについて、近隣住民の通報により調査を開始。その結果、この家主が同社のサイトで、アパートの11室を年間60日を大幅に上回る期間にわたり貸し出していたことが発覚したため、家主と仲介業者にそれぞれ1室当たり1万3,500ユーロの罰金支払いを命じた。この金額は規則に定められたものだが、部屋数が多いため合計額が過去最高となった。
エアビーアンドビーは新規則の導入に伴い、サイトに各物件の貸し出し日数を示す機能を追加すると約束している。なお、ロンドンでも今年1月から、民泊サイトを通じた個人宅の貸し出し日数を年間90日までに制限する規則が施行されている。
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